Q. 大きなサイズのリポジトリをインポートする方法について教えてください。
A. 大きなサイズのリポジトリアップロードの制限をなくしました。svnsync により大きなサイズのリポジトリをインポート可能になりました。(2016年3月)
ご要望の多かった大きなサイズのリポジトリをインポートする方法を用意しました。 これまで、Subversion(SVN)は1GBを超えるファイルアップロードできないような機能制限がありましたが制限を解除し、1GBを超えるリポジトリがインポート可能になりました。
tracpath のサービスプランのディスク容量を超えるサイズのリポジトリはインポートできません。各プランのディスクサイズについては プランページをご確認下さい。 |
事前準備
- インポート先(同期元)となる Subversion リポジトリを新規作成します。
- svnsyncコマンドを利用するために、tracpath の管理画面から svnsync 用のアカウントを登録する必要があります。
- この許可したアカウントは、svnsync を操作するアカウントと一致させる必要があります。
- また、対象のリポジトリに対する権限を付与しておく必要があります。
- インポート先とする Subversion リポジトリは空の状態で作成しておく必要があります。
- 管理者権限を持ったアカウントで tracpath にログインします。
- 最初に作成した Subversion リポジトリの設定変更画面を開きます。
- プロジェクト一覧から対象のリポジトリから「リポジトリ設定を変更」をクリックします。
- 「svnsync ユーザ:」に svnsync で利用する tracpath のユーザ名を指定します。
- 他の Subversion リポジトリからインポートするのに必要になります。
操作手順:
- svnsync コマンドを準備します
- TortoiseSVN を使っている場合は command line client tools をインストールしていれば入っています
Subversion for Windows をインストールしてもよいです
- Windows 以外では svn が使える環境なら svnsync も入っているはずです
- 同期元になる Subversion リポジトリがあるものとする
ここでは file:///C:/repos/example とします
- ダンプファイルになっているなら、一旦ローカルにリポジトリを作成して svnadmin load する
- 同期先になる Subversion リポジトリをプロジェクトページから作成する
ここでは https://example.tracpath.com/svn/target とします
trunk などの初期ディレクトリを作成しないようにする (そうでないと svnsync init で失敗します)
続けて、リポジトリ設定のダイアログで、svnsync ユーザ: にインポートを実行するユーザを設定します
svnsync init で同期の準備をします
$ svnsync init --sync-username <同期先のユーザ名> https://example.tracpath.com/svn/target \ --source-username <同期元のユーザ名> file:///C:/repos/example
svnsync sync <同期先URL> で同期を実行します
$ svnsync sync https://example.tracpath.com/svn/target
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