Wiki マクロで数式を綺麗に表示する方法(MathJax の使い方)

Wikiマクロで LaTeX の数式を記述すると Mathjax で展開することが可能です。

MathJax とは?

MathJax は Web 上に数式を表示するオープンソースの JavaScript ライブラリです。MathJax は Webフォントを使って数式を表示します。そのため、拡大縮小しても数式が綺麗に表示されます。

tracpath(トラックパス)で利用する方法

tracpath(トラックパス)は、マクロ機能として組み込まれています。利用する場合、Wikiマクロで LaTeX の式を記述することで MathJax で数式に展開されます。

インライン方式とディスプレイ方式

Wiki文書内やチケットなど、WIki書式が利用できれば MathJax による数式表示することが可能です。 MathJax で表示するとき、文章の中にインライン方式で記述する方法と、ブロックで中央に配置して表示するディスプレイ方式が可能です。

インライン方式の例

「a + b = c + d」をインライン表示すると

1.pngになります。

Wikiマクロの書き方

 [[latex(a + b = c + d)]] 

ディスプレイ方式の例

ディスプレイ方式は、ブロックで中央に配置して表示する方式です。

連立方程式

2.png

Wikiマクロの書き方

 {{{#!latex
\begin{eqnarray}
  \left\{
    \begin{array}{l}
      x + y = 10 \\
      2x + 4y = 32
    \end{array}
  \right.
\end{eqnarray} 
}}}

簡単な式の例

 MathJax(LaTeX) で数式を書くためのコマンドを紹介している「Easy Copy MathJax」より、MathJax コマンドを簡単にコピーして利用する事ができます。ここでは、サンプルとして Wikiマクロによる表示とWikiマクロの書き方を例示します。

足し算(表示例)

3.png

Wikiマクロの書き方

{{{#!latex
1 + 2
}}}

分数(表示例)

4.png

Wikiマクロの書き方

{{{#!latex
\frac{ 1 }{ 2 }
}}}

微分サンプル(表示例)

5.png

Wikiマクロの書き方

{{{#!latex
\begin{eqnarray}f'(x) = \frac{ df }{ dx } = \lim_{ \Delta x \to 0 } \frac{ f(x + \Delta x) - f(x) }{ \Delta x }\end{eqnarray}
}}}

積分サンプル(表示例)

6.png

Wikiマクロの書き方

{{{#!latex
\begin{eqnarray}\int_0^1 x dx = \left[ \frac{ x^2 }{ 2 } \right]_0^1 = \frac{ 1 }{ 2 }\end{eqnarray}
}}}

MathJaxの書き方や解説の参考

関連FAQ

関連ページ


リンク

UserGuide/MathJaxの使い方 (last edited 2017-01-30 08:38:01 by hayashida)