Trac TracLightingへインポート

tracpathのエクスポートデータはTracLightning・Tracデータと互換がありますのでエクスポートしたtracpathのデータを移行するが可能です。

TracLightingへインポート方法

  1. tracpath からエクスポートしエクスポート結果の zip ファイルを取得します。
  2. Trac Lightning のプロジェクトフォルダ C:\TracLight\projects\trac に展開します。

  3. C:\TracLight\projects\trac\<name>\conf\trac.ini をテキストエディタで開いて以下の内容を書き足します。

    [inherit]
    file = C:\TracLight\python\share\trac\conf\trac.ini
    • C:\TracLight\projects\trac\SampleProject\conf\trac.ini にも同じ内容があるのでそれを参考に

    • ここで notepad は使うと BOM が書き込まれて設定ファイルの読み込みに失敗するようになるので別のものを使用
  4. コマンドプロンプトを起動して upgrade を実行します。
    trac-admin C:\TracLight\projects\trac\<name> upgrade

一般的な Trac 環境

  1. tracpath からエクスポートしエクスポート結果の zip ファイルを取得します。
  2. Trac 0.12.x 環境を準備します。
  3. zip ファイルを適当なディレクトリに展開する。TRAC_ENV_PARENT_DIR などを使用して複数プロジェクト環境にしている場合は TRAC_ENV_PARENT_DIR を指定しているディレクトリ配下に入るように展開します。

  4. そのまま trac-admin <展開先> で参照します。

2017年12月追記:TracLightning 用にデータベースをダウングレードする必要があります

Trac Lightning 3.2.0 が使っている Trac は 0.12.x ですが、現時点で tracpath が使っているのは 1.0.x のため、エクスポートしている Trac プロジェクトを 1.0.x から 0.12.x へダウングレードしないと Trac Lighting へインポートできません。 tracpath にてダウンロードしたプロジェクトファイルのデータベース形式をダウングレードするスクリプトを作成しました。

TracLightning 3.2.0 に対応した方法についてお知らせします。 本件については技術サポートにて検証の上、手順をお知らせいたします。

スクリプトのダウンロード

対応内容

tracpath にてダウンロードしたプロジェクトファイルのデータベース形式を TracLightning 3.2.0 用にダウングレードします。ダウングレードすることで tracpath -> ローカルの TracLightning 3.2.0 に移行することが可能です。

手順

データ形式をダウングレードするためのスクリプトを配置して、インポート対象のプロジェクトのデータ形式を変換してください。

  1. 提供したダウングレードスクリプトを TracLightning の「コマンドプロンプト」で実行可能な場所に配置

        例:C:\TracLight\bin などに配置
  2. Wikiの「TracLightingへインポート方法」4. upgrade を実行前に新しいスクリプト「tracenv-1.0-to-0.12.py」を実行

        C> python tracenv-1.0-to-0.12.py C:\TracLight\projects\trac\<project-name>
        ...
        Downgrading db28.py: 543 files... done. 28 files cannot be downgraded.
        Downgrading db27.py... done.
        Trac database version is 26, now.  
        ※<project-name> はお客様のプロジェクト名を入力してください。
  3. 結果を確認
    • 添付しているファイル名や添付先の Wiki ページ名が長過ぎると Windows ファイルパス上の制限 (260バイト) により名前を変換できないため、それらのファイルはダウングレードされません。Linux であれば制限 4096 bytes となります。
    • ダウングレードできないファイルが見つかった場合、以下のように「CSV形式」で出力します。
    • このファイルはダウングレードできなかったため、手動にて移行して頂く必要があります。
        ----
        C:\TracLight\bin>python tracenv-1.0-to-0.12.py C:\TracLight\projects\trac\opengroove
        Downgrading db28.py: 543 files... done. 28 files cannot be downgraded.
          ==> skipped files: C:\TracLight\projects\trac\opengroove\log\tracenv-1.0-to-0.12-skipped.csv
        Downgrading db27.py... done.
        Trac database version is 26, now.
        
        C:\TracLight\bin>
        ----
    • ファイル「tracenv-1.0-to-0.12-skipped.csv」にダウングレード失敗した一覧を表示します。

ご不明点がございましたらお問い合わせください。 以上、宜しくお願いします。


リンク

tracpathのインポート・エクスポート/Trac_TracLightingへインポート (last edited 2017-12-27 03:26:16 by hayashida)