ワークフロー管理プラグイン:TracWorkflowAdminPlugin

TracWorkflowAdmin はチケットのワークフロー管理のために、シンプルなWebインターフェースを提供し、ワークフローを簡単に追加・編集することができます。 Trac をつかったチケット運用を始めて軌道にのってきたらワークフローをカスタマイズ、自分たちのプロジェクトに併せて活用しましょう。

機能

trac-hacks

http://trac-hacks.org/wiki/TracWorkflowAdminPlugin

ダウンロード

Zipファイルをダウンロードします。

スクリーンショット

TracWorkflowAdminPlugin1.png

インストール

  1. easy_install を使います。
    $ easy_install http://trac-hacks.org/svn/tracworkflowadminplugin/0.12   
  2. Python 2.4の場合、[simplejson http://pypi.python.org/pypi/simplejson]が必要です。

            $ easy_install simplejson
  3. プラグインを有効にします。
    # conf/trac.ini
    [components]
    tracworkflowadmin.* = enabled

Windows/Trac(TracLightning)編:インストール

手順

  1. スタート-[Trac]-[コマンドプロンプト]を実行。
  2. プラグインのインストール
    $ easy_install http://trac-hacks.org/svn/tracworkflowadminplugin/0.12
  3. 実行結果
    C:\TracLight\bin>easy_install.exe c:\TracLight\plugins\svn\tracworkflowadmin\0.12
    Processing 0.12
    Running setup.py -q bdist_egg --dist-dir c:\TracLight\plugins\svn\tracworkflowadmin\0.12\egg-dist-tmp-k4yidd
    zip_safe flag not set; analyzing archive contents...
    Removing tracworkflowadmin 0.1 from easy-install.pth file
    Adding tracworkflowadmin 0.12.0.1 to easy-install.pth file
    
    Installed c:\traclight\python\lib\site-packages\tracworkflowadmin-0.12.0.1-py2.6.egg
    Processing dependencies for tracworkflowadmin==0.12.0.1
    Finished processing dependencies for tracworkflowadmin==0.12.0.1
  4. Tracを再起動
  5. TracLightningの場合、

    • 「コマンドプロンプトで起動」を使っている場合は、コマンドプロンプトを閉じて再度「コマンドプロンプトで起動」を実行します
    • Windowsサービスで起動している場合は、管理ツールからサービスを選んで TracLightning のサービスを再起動します

      TracWorkflowAdminPlugin2.png

  6. プラグインを有効にする

再起動できたらブラウザから TracLightning のプロジェクトに管理者カウントでログインします。

ログイン後、管理メニュー → プラグインをクリック。 インストールした「TracWorkflowAdmin」を有効にします。変更を適用をクリック。 以上でプラグインのインストールは終了です。 ※プラグインの有効・無効はプロジェクト毎に設定する必要があります。

使用方法

環境

(!) ワークフローがカスタマイズできるといっても、「new ではじまり close で終わる」は変わりません。

設定例1.TracWorkflowAdmin の初期化で提供されるワークフロー

標準的なワークフローです。流れとしては、新規作成(new) → 担当割り当て(assigned) → 解決(closed) となります。新規作成(new) → 担当する(accepted) → 解決(closed) という流れもあり、こちらはチケットを自分で選んで処理する場合のフローです。

設定例2.最もシンプルなワークフロー

最もシンプルなフローです。新規作成(new) → 解決(closed) 。一人で利用している場合やワークフロー機能を使わない場合など、チケットを備忘録やタスクとしてシンプルに利用するときに良いかもしれません。

設定例3.「確認待ち」ステータスを追加したワークフロー

操作(operations)の説明


参考リンク

Plugins/TracWorkflowAdminPlugin (last edited 2014-04-11 09:07:13 by hayashida)