外部リポジトリのインポート機能
外部リポジトリをtracpathに移行する機能が新規追加されました。
プロジェクトデータとリポジトリデータをバックアップする方法と同時に、ご要望の多かった便利な機能が追加されました。
リポジトリインポート機能とは
リポジトリインポート機能の追加により以下の事が可能になりました。
- ローカルで管理しているリポジトリをtracpathへ移行
- インターネットサイトにあるリポジトリをtracpathへ移行
- 認証情報によるアクセスも可能
- ダンプファイルからtracpathのリポジトリへ移行
この機能により従来は当社にてサポートしていたリポジトリの手動インポートサービスを使う必要がありません。 tracpathのアカウントをお持ちのユーザはどなたでも利用する事ができます。
移行手順
トラックパスのアカウントを作成後、管理アカウントでログインします。プロジェクトタブを開いて「リポジトリを追加」をクリックします。
1. リポジトリの作成ダイアログ
リポジトリの作成ダイアログが表示されます。基本は移行元と同じバージョン管理システムを選択してください。Git -> Subversion、Mercurial -> Git など異なるバージョン管理システムの移行を行う場合は事前にリポジトリの変換を行う必要があります。
2. インポート方法の選択
外部リポジトリからトラックパスのリポジトリにインポートする方法は3つあります。
- 新規で作成する
- URLからインポート
- ファイルからインポートする
2-1. 新規で作成する
新規リポジトリを作成します。
2-2. URLからインポート
他のリポジトリサービスや公開リポジトリからURLを指定してインポートします。移行元のリポジトリへのアクセス方法を設定する必要があります。
2-3. ファイルからインポートする
ローカルサーバなど非公開のリポジトリデータをインポートすることができます。 ダンプファイルを作成しトラックパスにアップロードします。
3. ダンプファイルの作成方法
リポジトリのインポート方法でファイルからインポートを選択した場合、事前に移行元リポジトリのダンプファイルを用意する必要があります。
リポジトリのダンプファイルは gzip, bzip2, zip のいずれかで圧縮してください。 Mercurial の場合は、デフォルトで Bzip2 圧縮されるようになっているため圧縮は不要です。
Gitの場合
git --git-dir=/PATH/TO/REPOS fast-export --all | gzip > gitdump.gz
Mercurialの場合
hg --repository /PATH/TO/REPOS bundle --all hg.bundle
Subversionの場合
Linuxの場合
svnadmin dump --deltas /PATH/TO/REPOS | gzip >svndump.gz
Windowsの場合
- 事前にWindows版のSVNからリポジトリをエクスポートする必要があります。リポジトリのバックアップや移行時には「svnadmin hotcopy」や「svnadmin dump」コマンドを使う必要があります。これは「コマンドラインクライアントをインストールする必要があります。
- その後、ダンプファイルを生成してください。
リポジトリからダンプファイルを生成 > svnadmin dump --deltas [移動元リポジトリのパス] > [ダンプファイル名]
- 生成されたダンプファイルを Explorer の「圧縮 (zip 形式) フォルダー」機能などで圧縮する。
- tracpath の新規リポジトリ作成から zip ファイルに圧縮したダンプファイルをインポートします。
4. さいごに
インポートに必要な情報を入力後、「作成」を押下してください。 これで他のリポジトリデータをトラックパスのリポジトリに移行することができます。
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