trac.ini の設定 [notification]
Contents
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trac.ini の設定 [notification]
- 設定画面-notification-の表示
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設定項目
- always_notify_owner - チケットオーナーへのメール通知
- always_notify_reporter - チケット報告者のメール通知
- always_notify_updater - チケット変更者へのメール通知
- default_email_format - 通知メールのフォーマットをテキスト形式、HTML形式を選択
- default_language - 通知メールの言語名を定義
- ambiguous_char_width - メールの半角全角に関わる設定
- mime_encoding - メールのエンコードに関わる設定
- smtp_always_bcc / smtp_always_cc / SMTPの有効 - 任意のアドレスへのメール通知設定
- ticket_subject_template チケット通知メールの件名の編集
- use_public_cc
- リンク
tracpathではtrac.iniの設定は全て管理コンソールから行う事が出来ます。 管理コンソールの操作は管理者ユーザのみが行えます。
ここではチケットのメール通知に関する設定について説明しています。
設定画面-notification-の表示
- 管理者アカウントでtracpathにログインします。
設定を行いたいプロジェクトの[管理]タブをクリックします。
左メニューから[notification]を選択します。
設定項目
always_notify_owner - チケットオーナーへのメール通知
チケットの担当者 (owner) に常に通知メールを送信するかを設定します。
デフォルトではfalseが選択され、通知は行われません。チケット担当者(owner)にメールの通知を行いたい場合にはtrueを選択します。
always_notify_reporter - チケット報告者のメール通知
報告者 (reporter) フィールドにあるアドレスに常に通知メールを送信するかを設定します。
デフォルトではfalseが選択され、通知は行われません。報告者 (reporter)にメールの通知を行いたい場合にはtrueを選択します。
always_notify_updater - チケット変更者へのメール通知
チケット属性が変更された場合に、それまでの全ての変更を行った人に、常に通知メールを送信するかを設定します。
デフォルトではfalseが選択され、通知は行われません。それまでの全ての変更を行った人にメールの通知を行いたい場合にはtrueを選択します。
default_email_format - 通知メールのフォーマットをテキスト形式、HTML形式を選択
通知メールのデフォルトになる MIME タイプを指定します。 これは、個人設定にある通知パネルでユーザごとに設定することができます。
- text/html :通知メールをHTML形式にする
- text/plain :通知メールをテキスト形式にする
default_language - 通知メールの言語名を定義
default_language
通知に使用するデフォルトの言語名を指定します。通常はプロジェクトのデフォルト設定に従います。プロジェクトのデフォルト設定とは異なる言語で通知メール機能を利用する場合に設定します。
- en :通知メールを英語にする場合
ambiguous_char_width - メールの半角全角に関わる設定
チケットを通知メールに使用する文字を半角を利用するか全角を利用するかの設定を行います。
'single' もしくは 'double'を入力しますが、日本語を利用する場合にはデフォルトのdoubleのままでお願いします。
mime_encoding - メールのエンコードに関わる設定
メールのエンコード方法を設定します。使用できるオプションは以下の通りです。
- base64 :エンコーディングのBase64【デフォルト】
- qp :Quoted-Printable
- none :すべての文字が ASCII の場合は 7bit で、そうでない場合には適切な 8bit で送信
smtp_always_bcc / smtp_always_cc / SMTPの有効 - 任意のアドレスへのメール通知設定
常に通知メールを送るメールアドレスを設定します。
- smtp_always_cc ・・・設定したアドレスは、すべての受信者がみることができます (Cc:)
- smtp_always_bcc・・・設定したアドレスを受信者は見ることができません(Bcc:)
- 複数メールを入力したい場合にはカンマ区切りでアドレスを指定することが出来ます。
Test-ml@hoge.com,test1@hoge.com
SMTPの設定はデフォルトでは無効"false"が選択されていますので、通知を行いたい場合には"true"を選択します。
具体的な、手順に関してはcikloneFAQチケット更新情報を任意のメールアドレスに通知したいをご確認下さい。
ticket_subject_template チケット通知メールの件名の編集
ticket_subject_template ではチケットの作成や変更された際に送信されるメールの件名を編集できます。
デフォルトの値は以下の通りで、件名は「プロジェクト名」「#チケット番号」「チケット概要(件名)」が件名となります。
$prefix #$ticket.id: $summary
表示例:
[tracpathプロジェクト] #12: データを差し替える
[notification] ticket_subject_template で使用できる変数
${prefix}
smtp_subject_prefix の設定に基づいた内容 (デフォルトでは [${env.project_name}] になります)
${summary}
${ticket.summary} と同じ内容でチケットの概要です
${ticket.id}
チケットID
${ticket.<フィールド名>}
<フィールド名> には status, type などの標準のフィールド名(※1)またはカスタムフィールドの名前を指定します
${env.project_name}
管理/基本設定にある「名称」設定値
(※1)標準フィールド名一覧
- 標準フィールドとして有効な項目の一覧になります。
項目名は大文字小文字を問いません。summary、Summary、SUMMARY はすべて同じ項目となります。項目の並び順は関係ありません。
以下 にない項目を使用したい場合は、カスタムフィールドの設定(要管理者権限)で追加しておく必要があります。
id
チケットID
type
チケット分類
time
登録日時
changetime
最終更新日時
component
コンポーネント
severity
重要度
priority
優先度
owner
担当者
reporter
報告者
cc
関係者
version
バージョン
milestone
マイルストーン
status
ステータス
resolution
解決方法
summary
チケットの概要
description
チケットについての完全な説明
keywords
キーワード
以下のFAQも参考にしてください
use_public_cc
- 通知メールの受信者が、 CC された他の受信者のメールアドレスを見ることができるかを設定します。
- このオプションが無効になっている場合 (デフォルト)、受信者のメールアドレスは BCC フィールドに設定されます。